• 大岡川漂泊記(2) -愛しの”自己変革” (田村行雄)

    ある三月のホカホカ陽気の夜、ポカポカに気分的にさそわれて、野毛に出たわけ。おでんやで一杯やって、福富町の馴染みの店で相当飲んだわけ。このママさんがえらくキレイな人で、元野毛劇場の踊り子さんなんだよね。このママさんに僕は熱

    • Posted 1月 18, 2016
    • 0
  • 大岡川漂泊記(1) -黄金町の朝に粉雪が舞った (田村行雄)

      黄金町のガード下がなくなるという話を聞いた。 僕がお世話になった町でもある。 そのガード下がなくなるとは実にけしからん話である。 世の中いったいどうなっているんだ。 感謝こそすれ、社会悪として非難されるとこ

    • Posted 1月 18, 2016
    • 0
  • 2016年春の野毛大道芸の日程は4月23日(土)、24(日)

    来春の野毛大道芸の日程が決定しました。 2016年4月23日(土)、24(日)となります。 来年の野毛大道芸は30周年の記念大会となります。 なお、2015年秋の野毛大道芸の開催はございません。

    • Posted 1月 17, 2016
    • 0
  • 庭の千草(1) (大谷一郎)

        人生はメリーゴーラウンド。運さえよければ、出かけたところに戻ってくる。 焼土になった横浜に、一人の復員兵が帰ってきた。 不思議な兵隊だった。大陸にいながら一発の弾丸も撃たず、隠匿した「公用腕章

    • Posted 1月 15, 2016
    • 0
  • リンゴ追分 (大谷一郎)

      右のポッケにや夢がある 左のポッケにやチューインガム・・・ 野毛坂をくだりきった交差点から「都橋」の交番まで、この道は戦後「野毛坂マーケット」といわれた露店がひしめきあい、売り声と買い物客のざわめきで明け暮

    • Posted 1月 15, 2016
    • 0
  • 魚河岸に歌が・・・ (大谷一郎)

      昭和二十一・二年。 横浜は大空襲により、灰塵と帰し、わずかに焼け残ったビルには、星条旗かはためき、関内の空には、占領軍のオートジャイロか爆音をたてて昇り降りしていた。食糧事情は最悪。日に二、三人の餓死者が出

    • Posted 1月 15, 2016
    • 0