来年こそ野毛大道芸は路上開催を!!
4年ぶりの完全復活に向け、実行委員会が模索中
コロナ禍で野毛大道芸はこれまで3年間、路上開催ができない状態が続いています。そんな中、野毛大道芸実行委員会(田井昌伸委員長)は令和5年の第48回野毛大道芸を路上開催とする道を探っています。新型コロナウイルスの感染状況しだいですが、その実現に街の内外からの期待が高まっています。
令和2年2月、横浜港に入港しクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」の船内で新型コロナウイルスの集団感染が発生しました。これを皮切りにコロナは日本に上陸し全国に拡大していきました。正体がわからないウイルスとの長い戦いの始まりです。
その年の第45回野毛大道芸は当初、令和2年4月25日26日に開催される予定でした。しかしコロナによる混乱は拡大するばかり。開催は秋9月19日、20日に延期されました。その後、政府は神奈川県など7都府県に緊急事態宣言を発出、外出自粛などの措置がとられました。約1カ月後に宣言は解除されましたが、先行きが見通せない状況で大道芸は全面中止を余儀なくされたのです。
令和3年はコロナ禍でも開催できる形式を模索し、劇場で3回に分けた分散開催を決行しまた。「野毛大道芸2021in横浜にぎわい座」と銘打って1月24日と6月20日の2回。本番の第46回野毛大道芸は9月18日、19日、「今年の大道芸はいつもと違う・・・」をキャッチフレーズに、横浜にぎわい座芸能ホール(有料公演3回)と野毛シャーレ(無料)などで開催しました。当初、屋外会場として横浜成田山駐車場と野の広場での開催を計画しましたが、感染症対策のた9月に入って中止を決めました。
横浜にぎわい座での開催に際し野毛大道芸実行委員会は感染症対策のガイドラインを発表しました。来場客には①当日の体調のチエック②入場の際の手指の消毒と検温③不織布マスクの常時着用などをお願いしました。出演者・スタッフは全員がPCR検査を受けて劇場入りしました。マスク、手指の消毒などの対策は勿論です。密を避けるため入場客は定員の50%以下に制限しました。
「コロナ禍のもとでも大道芸はできる」。令和4年の第4回野毛大道芸は前年の経験を生かして開催されました。こうして大道芸は連綿として受け継がれてきました。しかし「大道芸を本来の形である路上で」という委員会の思いは年々強まるばかりです。パフォーマーの皆さん、大道芸ファンもそれを強く待ち望んでいるでしょう。大道芸完全復活のためにコロナが一日も早く静化するのを祈るばかりです。
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