現市庁舎街区に34階建てのシンボルタワーを建設。行政棟は星野リシートの「レガシーホテル」に

2019年10月31日

現市庁舎は現在の建物の雰囲気を (三井不動産株式会社提供) ※イメージ

 

市庁舎の北仲地区移転に伴う現市庁舎街区活用事業について横浜市は令和元年9月4日、事業予定者に三井不動産㈱を代表者とする 計8社に決定したと発表しました。 事業のコンセプトは「MINATO-IMACHI LIVE(ミナト-マチ ライブ)」。周囲の街並みと 調和して、にぎわいの源泉となる 街の新しいシンボルが誕生します。

現在の市庁舎は7代目の市庁舎 として昭和3年に横浜開港100 年記念事業の一環として建設され ました。設計は村野藤吾氏です。 行政棟と市会棟から構成されてい ますが、このうち行政棟は永年市民に親しまれてきたことから、解体せずに保存活用し、全国で革新 的なホテルを展開する株星野リゾ ートの子会社が横浜探訪の拠点となる「レガシーホテル」を運営し ます。そのみなと大通り側には2 階建ての商業施設「みなとテラス」 を増築し、(株)有隣堂が運営するア ート・音楽活動の場を備えたライ プ書店などが入店します。

 

市会棟は取り壊され、高さ16 0.7m、地上38階建ての高層ビルが建設されます。国際的な産学連携と観光・集客の基地となる複 合ビルで、低層階は(株)ディー・エ ヌ・エー(DeNA)が運営する 国内最大のビジョンを備えたライブビューイングアリーナや横浜最 大級の新産業創造拠点となります。 中層階には総合大学を誘致。高層階はオフィス部分で、国内トップ レベルのグローバル企業を集めて 新産業創出の場とします。

京浜急行電鉄(株)や東急練などが 交通結節拠点を設けます。ここと 羽田空港、箱根、鎌倉などを結ん だ高速バスの新ルートを開発し、すでに横浜ベイエリアで運行されている2階建てオープントップバ スの乗り入れも図ります。

現在の「くすのき広場」は「く すのきモール」として継承され、 大通り公園や関内中央部とつなが るオープンで緑豊かな回遊動線に生まれ変わります。

 

今後のスケジュールは令和2年 2月に横浜市と事業者が基本計画 協定などを締結し、3年1月に着 工。開業は6年度末の予定ですが、 ホテル部分などは6年6月の先行 開業をめざします。

 

港町民間街区も再開発に 向け準備組合設立

現市庁舎街区に隣接する港町民 間街区では平成30年11月に市街地 再開発事業準備組合が設立されま した。対象となる民間街区の敷地 面積は約9000m。横浜市では 地権者とともに再開発の実施に向 けて検討を進めています。また市 では、関内駅周辺地区と山下公園 や中華街などとの回遊性を高める ため、現市庁舎街区と横浜公園を 結ぶ歩行者デッキを整備する計画です。