北仲通北地区で民間施設第1号がオープン -東京五輪めざし超大型ホテルなども続々着工

2018年11月6日

【横浜市新市庁舎(弁天橋側からの遠景)】 北仲通南地区(第2工区域)で建設が進む横浜市の新市庁舎。 その周辺で民間施設の建設が続々と進められています。 (イメージ図)

 

 


北仲通北地区で民間事業による 第1号施設がオープンしました。 続いて日本最大規模の客室数を誇る超大型ホテルと複数の機能をもつタワービルが工事に着手し、い ずれも2020年の東京五輪開催前に完成する予定です。


 

 

民間事業第1号としてオープンしたのは、日本セレモニーが運営 する結婚式場「ノートルダム横浜 みなとみらい」です。A-3地区 に建設され2016年7月に営業 を開始しました。2つの大聖堂と 6つのパーティー会場を備えており、その豪華な雰囲気と各室からのみなとみらい地区の景観が人気を呼んでいます。

すでに建設工事が始まっているのは次の2施設です。

 

アパホテル&リゾート(横浜ベイタワー)

アパグループが建設中の超高層 ホテル。B-2地区で2017年 4月に着工しました。地上8階、 地下2階建て。客室総数2311 室は1棟の建物としては日本最大といいます。ビジネス需要を多く 見込むとともに観光客にも焦点をあてて大浴場や屋外プールも備え、 都会にいながらリゾート気分も味 わえる『アーバンリゾートホテル』 をコンセプトとしています。2019年度の完成を予定しています。

超高層ミクストユースタワー

 ミクストユースとは商業・ホテ ル・住宅など複数の機能を配置する開発手法。事業者は三井不動産 レジデンシャルと丸紅で、A-4 地区で2016年1月に着工しました。高さ約200メートル、地 上8階、地下1階建て。低層階は文化・商業ゾーン、5~45階と52 ~58階が1100戸超の分譲マン ション、46~51階にはサービス付き長期・短期滞在型宿泊施設「オ ークウッド」が入ります。

 敷地内には横浜市認定の歴史的 建造物・旧横浜生糸検査所倉庫と 市指定有形文化財の同倉庫事務所 が保全・復元され、音楽・アート などの文化施設が誘致されるそう です。2020年2月に竣工予定です。

 

北仲通北地区ではさらに、A1地区で大和地所、A-2地区で 大和地所・住友不動産、B-1地 区で日新がそれぞれ住宅・店舗・ オフィスなどの複合開発を計画しています。

開港当時は大波止場や各国領事館などがあって異国情緒があふれていたという北仲通北地区ですが、 横浜市の新市庁舎が建設される南地区とともに、東京五輪開催にあわせて『第2の開港』を迎えます。